たまには、コラムでも書くかな。其の二十一
レッドクロスのペーパーに 相変わらず秋間さんが マニアックな真空管ネタを書きまくってくれていて 思わずごきげんになってしまいましたので はずかしながら自分も一発いかせてもらいたいとおもいます。
写真の真空管 ムラードGZ-34 今日のテーマはコイツです。ファクトリー番号からしても 正真正銘のBritish Madeのコッパープレートです。(この辺素通りしちゃって下さい。)まずは GZ-34について 説明しておきましょう。
真空管アンプ等の電気製品は、通常家庭用に送られてくる AC100vつまり交流を DCすなわち直流に変換させてから 使う構造になっております。その変換の最終段階で 整流といって より安定した綺麗な電流を作りだしているんです。その整流という働きをさせるための真空管を 整流管といいます。GZ-34もこの整流管のひとつであります。この整流には、わざわざ真空管を使わずとも、ダイオードといった小さな部品を使うことで 十分その機能をはたせます。主流はこのダイオード整流ですし、ダイオード整流なら 値段も何十円?何百円単位でできます。100ワットクラスの大型アンプは ほとんどがダイオード整流になっております。というのも GZ-34で取り出せる 電流の量は 40?50ワットクラスのアンプまでが限界なんです。

じゃなぜダイオード整流オンリーにならないのか。
そうです、音が違うのです。簡単に表現するなら ダイオード整流した音は パキッとしたはっきりした音。音量も真空管整流よりデかいです。真空管の方は ちょっとくぐもったような、太めの音。あくまで 自分の安易な表現であります。好みの問題で どちらが良いとはいえません。 自分も両方使い分けてますが、この整流管が曲者です。電流を綺麗にするだけで、直接、信号音が通過するわけではないのですが、ものによって全く音が変わります。はっきり言って ロシアとか中国とかの まがいものは 音、ちょろいです。イギリス、アメリカ、旧西ドイツ、それに日本とかの本物の管は やっぱり全然いいんです。整流管といっても種類は色々とあるのですが、GZ-34が一番効率よく電流をとりだせるため、大型アンプにつかうもののなかでは、一番オーソドックスなものと言えるとおもいます。
というわけで、写真のムラード製GZ-34 ラベルもしっかりして 綺麗です。なかなかのものです。これを 一本\8000で譲って頂きました。どう思います?こんなもん一本 \8000! ガラスなので 割れてしまえばおしまい。尚且使っていれば 消耗品なので いずれ使いものにならなくなってしまうようなものに \8000! 馬鹿ですな。しかしながら 価値は人それぞれなんです。
自分にしてみると 破格に安い買い物です。
こんな極上ものもう滅多にお目にかかれないし、たとえ見付けたとしても \13000?\15000位が 相場というところでしょうか。昔、需要があった頃 こんなもんゴロゴロ転がってたそうですが、今となっては製造中止 現在ある在庫のなかだけで それを欲しい人間が 取り合ってるわけで、在庫数は もう限られているわけです。値段が上がりまくるのも 仕方なし。だからといって 自分のような中毒患者は 無いでは済まされないんです。ここがキモなんです。欲しいもんは 欲しいんです。煙草 \1000に値上げしたって 吸いたい人は 買うでしょ?こういう時、世の中には きっと笑ってる人間がいるんでしょうね。ストックを持ってる人が きっといるはずなんですよ。1000本持ってて\10000で売れたら 一千万円 仮に10000本持ってたら と考えるのやめましょ。
しかしなんで俺 こんなに熱くなってるんだろ。好きなんですよ この整流管ってやつが こいつ自分じゃ それほどメインで 音作りにかかわってるわけではないのに 妙に存在感がある。どうも気になる。何かかっこいいだよね。男を感じるんだよね。
最後になりましたが レッドクロスのペーパーに ベストセラー作家、久原さんの連載コラムがはじまってました。どう展開していくのか とても楽しみです。暑くて 暑くて 真空管どころでは ないのですが またアンプ作ろうと思って これから 事件後初めて秋葉原に向かいます。とりあえず 現場に立ってみます。手を合わせてきます。ではまた。
写真の真空管 ムラードGZ-34 今日のテーマはコイツです。ファクトリー番号からしても 正真正銘のBritish Madeのコッパープレートです。(この辺素通りしちゃって下さい。)まずは GZ-34について 説明しておきましょう。
真空管アンプ等の電気製品は、通常家庭用に送られてくる AC100vつまり交流を DCすなわち直流に変換させてから 使う構造になっております。その変換の最終段階で 整流といって より安定した綺麗な電流を作りだしているんです。その整流という働きをさせるための真空管を 整流管といいます。GZ-34もこの整流管のひとつであります。この整流には、わざわざ真空管を使わずとも、ダイオードといった小さな部品を使うことで 十分その機能をはたせます。主流はこのダイオード整流ですし、ダイオード整流なら 値段も何十円?何百円単位でできます。100ワットクラスの大型アンプは ほとんどがダイオード整流になっております。というのも GZ-34で取り出せる 電流の量は 40?50ワットクラスのアンプまでが限界なんです。

じゃなぜダイオード整流オンリーにならないのか。
そうです、音が違うのです。簡単に表現するなら ダイオード整流した音は パキッとしたはっきりした音。音量も真空管整流よりデかいです。真空管の方は ちょっとくぐもったような、太めの音。あくまで 自分の安易な表現であります。好みの問題で どちらが良いとはいえません。 自分も両方使い分けてますが、この整流管が曲者です。電流を綺麗にするだけで、直接、信号音が通過するわけではないのですが、ものによって全く音が変わります。はっきり言って ロシアとか中国とかの まがいものは 音、ちょろいです。イギリス、アメリカ、旧西ドイツ、それに日本とかの本物の管は やっぱり全然いいんです。整流管といっても種類は色々とあるのですが、GZ-34が一番効率よく電流をとりだせるため、大型アンプにつかうもののなかでは、一番オーソドックスなものと言えるとおもいます。
というわけで、写真のムラード製GZ-34 ラベルもしっかりして 綺麗です。なかなかのものです。これを 一本\8000で譲って頂きました。どう思います?こんなもん一本 \8000! ガラスなので 割れてしまえばおしまい。尚且使っていれば 消耗品なので いずれ使いものにならなくなってしまうようなものに \8000! 馬鹿ですな。しかしながら 価値は人それぞれなんです。
自分にしてみると 破格に安い買い物です。
こんな極上ものもう滅多にお目にかかれないし、たとえ見付けたとしても \13000?\15000位が 相場というところでしょうか。昔、需要があった頃 こんなもんゴロゴロ転がってたそうですが、今となっては製造中止 現在ある在庫のなかだけで それを欲しい人間が 取り合ってるわけで、在庫数は もう限られているわけです。値段が上がりまくるのも 仕方なし。だからといって 自分のような中毒患者は 無いでは済まされないんです。ここがキモなんです。欲しいもんは 欲しいんです。煙草 \1000に値上げしたって 吸いたい人は 買うでしょ?こういう時、世の中には きっと笑ってる人間がいるんでしょうね。ストックを持ってる人が きっといるはずなんですよ。1000本持ってて\10000で売れたら 一千万円 仮に10000本持ってたら と考えるのやめましょ。
しかしなんで俺 こんなに熱くなってるんだろ。好きなんですよ この整流管ってやつが こいつ自分じゃ それほどメインで 音作りにかかわってるわけではないのに 妙に存在感がある。どうも気になる。何かかっこいいだよね。男を感じるんだよね。
最後になりましたが レッドクロスのペーパーに ベストセラー作家、久原さんの連載コラムがはじまってました。どう展開していくのか とても楽しみです。暑くて 暑くて 真空管どころでは ないのですが またアンプ作ろうと思って これから 事件後初めて秋葉原に向かいます。とりあえず 現場に立ってみます。手を合わせてきます。ではまた。