たまにはコラムでも書くかな





さよならフリーダムスタジオ。鳴りの良い、ピーズにとっても思い出深いスタジオだった。最後に此処で録音できたのも、何かの巡り合わせかな。いい音ゲットできました。
たまには機材の話でもしましょうかな。機材の話になると止まらなくなるから、またはじまったよってくらいに適当に流してください。今回のRecordingでは一曲のある部分でFenderデュオソニックを使った以外、全てFenderストラトキャスターで録りました。ストラトのリアピックアップ(ブリッジ側の)を使ってRecordingしていると、録り音がどうしてもカリカリした細い音に感じられちゃって、フロント(ネック側の)やセンター(まん中の)に切り替えてしまうということがままあるんだけど、自分としては、リアピックアップでうねるような、ぶっとい音録りたいって思いがあるんだよね。今回久びさ登場のセイジがいい感じに 太いところを逃さずに録ってくれるので 思いき
しリアピックアップでストレス無く鳴らせたんだ。細くならず、歪みに負けない微妙なところを絶妙に捕獲してくれる技は、本当にセイジならではだね。使ったアンプはライブでメインに使ってるFenderのツイードアンプ(写真1)。ちょっとここら辺から話が難しくなるんで、興味無い人はスルーしてください。このアンプ、最近バイアスの取り方をちょっと変えて、音にコンプレッションが早く掛かるようにしてたんだけど 歪みが早いぶん、音が細く感じちゃってどうもイマイチかなと思い出してたんで、 バイアスの取り方を今まで通りに直して、歪みを遅くさせるように戻しました。それとドライバー管(位相反転)に使ってた、GEとかRCAといったアメリカ製12AT7を信頼
度っていう方向からイギリス製ムラードの12AT7に交換してました。このムラードはノイズも全く乗らないし、耐久性も完璧なんで愛用してましたが、ちょっとミドルレンジがハイ寄りになる気がして、そこが気になりだしたので、今までのアメリカ管に交換しました(写真2)。それとついでに整流管のGZ34もだいぶへたってきたので、新しいもの(写真3)に交換してRecordingに入りました。結果 セイジマジックも重なり 思った以上に いい具合のローミッドが録れてると思います。
それと今回Fender並に大活躍してくれたのが、(写真4)のウッドキャビネットのアンプ。こいつは、10年以上前、まだ根気と粘りのあった頃 ノコギリとノミでヒーヒー云いながら、板と板を継ぎ合わせて作った自家製キャビです。中身は EF86 12AX7 EL84x2本 整流管にEZ81を使った17W出力のアンプで、久びさに使ったけど 耳に痛い感じがなく 噛みつくように暴れる感じの音がいい具合にFenderとマッチングしていると思う。たまにはライブで使おう。
最後に(写真5)の可愛いアンプ。これは秋間さんが出してる ファントムスビリッツっていうアンプの回路図を頂いて、コピーさせてもらってFenderのChampキャビに組み込んだもの。ちっちゃいけど噛みついてくるよ。そういえば昔、トロピカルのスライドギター、このアンプで録ったなぁ。悪そうな音するでしょ。この他に、たまにライブでハルがタマブランカする時使うテスコのキャビのアンプも一曲使った。写真は撮り忘れたので、またライブでハルが使うと思うので、見に来て下さい。これからセイジの本領発揮 ミックスで一曲一曲魔法を使って磨きあげて 仕上げていってくれるはず。本当に楽しみだわ。皆さんも楽しみに待っててください。
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